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展示室3 「大陸・南洋へ」
 日清・日露の勝利以来、日本は、周辺諸国へ勢力を拡大することが、先進国に比肩しアジアにおける日本の権益を守る方策であると考え、朝鮮半島・台湾・中国大陸などへ本格的に踏み込んでいきました。踏み込んだ先では現地の激しい抵抗に遭いながら、開発という名で着々とインフラの整備が進められ、日本の勢力基盤が造られていきました。
 こうした足跡は、時刻表にも生々しく記録されています。この時代をどう理解するかはまだ評価が定まっていませんが、あの時代はいったい何であったのかということを考えるためのきっかけとなればという思いで、この展示室に当時のナマ資料を集めました。
●朝鮮半島

歴史に翻弄された植民地鉄道




沃野を貫く国策ローカル線

北鮮のローカルバス

日満支連絡急行が駆け抜けた時代


●満洲

大陸支配の尖兵「満鉄」と「あじあ」号

日満間航空連絡の完成

満洲の心臓部へ日本海の荒波を越えて



大陸の玄関・大連へ−日満連絡船

通学列車と軍用定期航空が伝える満洲の実像

海の満鉄

大陸の空を翔んだ国策エアライン

満洲の観光バス案内

地域の個性があらわれた満洲の都市交通


ソ連・満洲国境をゆく船旅



●台湾

南国の珍交通機関「台車」

日本の台湾統治を支えた縦断鉄路

山岳地帯を貫く道路整備

名船「高砂丸」


●樺太・北方

北方領土への船便があった頃

ツンドラ地帯をゆく開拓鉄道

北緯50度を目指した樺太航路


●南洋

資源開発と日本の支配を支えた南洋航路

傑作飛行艇が結んだ南海の島々


●中国大陸

大陸への野望と山東半島の鉄路

黄土の大地をゆく鉄路も日本の支配下に

硝煙あがる北支へ−天津航路

緊迫する時局と海運

いにしえの歴史の街は残った

南京・上海−激戦の街を「視察」する

日中戦争時代の華中の鉄路


韓国鉄道管理局(1910)
南満洲鉄道(1923)
朝鮮総督府鉄道局(1932-37)
朝鮮総督府交通局(1944)

南朝鮮鉄道(1933)

咸北自動車(1933)

朝鮮旅行案内社(1940)




南満洲鉄道(1915-35)

日本航空輸送(1932)

北日本汽船(1933-39)
嶋谷汽船(1933-34)
日本海汽船(1936)

大阪商船(1934-41)

日本旅行協会 大連支部(1934)

大連汽船(1935)

満洲航空(1935-39)

大連都市交通、奉天交通 ほか(1939)

大連都市交通(1940)
哈爾濱交通(1940)

哈爾濱航業連合局(1938)
南満洲鉄道 北満江運局(1940)




台湾製糖 埔里社軌道(1926)

台湾総督府交通局鉄道部(1929-39)

東海自動車運輸(1931)

大阪商船(1940)




北海道紗那郡(近海郵船)(1933)

樺太庁鉄道(1935)

北日本汽船(1935)




日本郵船(1936)

大日本航空(1941)




山東鉄道(1922)

日本国際観光局(1938-40)

大阪商船(1938)

東亜海運(1940)

北京特別市公用管理総局 公共汽車管理局(1940)

華中都市自動車(1941)

華中鉄道(1941)
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