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Kita Nihon Kisen 1935/08 樺太東海岸 北海道航路案内
1935(昭10)年8月
北日本汽船
193mm×98mm 二つ折
北緯50度を目指した樺太航路

流氷の海峡を越えて
 当時、北緯50度線より南半分が日本領であった樺太(サハリン)は、いくつかの航路で本土と結ばれていました。そのひとつが、ここに紹介する北海道と樺太東海岸を結ぶ航路です。
 小樽からの船は、日本領の樺太の中の主要都市では最北に位置する敷香(しくか)を目指し、オホーツク海を北上していました。

独特の風土をもった土地
 樺太は民俗的・自然環境的にも独特の風土を持っていた地でした。この案内の表紙を飾るのは、オットセイの大群で有名な、樺太東方の小島・海豹島(かいひょうとう)の風景です。夏季には、海豹島めぐりの特別便も運航されていました。
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