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	汽車時間表　附　航空・自動車・汽船　發着表 1934（昭9）5月 日本旅行協会 大連支部 182mm×85mm　12折 中を見る
通学列車と軍用定期航空が伝える満洲の実像 点の支配から面の支配へ 　軍事力を背景に、日本の支配は鉄道沿線の主要都市という拠点にとどまらず、地域という面的な広がりを確保しました。そして人々の往来が盛んになると、大陸地域を対象とした時刻表も各種発行されます。 　これはそうした時刻表のうちの一種類です。折畳み式のダイジェスト版なので、駅や列車には一部省略が見られますが、鉄道以外にバスや航空便が併載されており、中には満洲の当時の交通事情を象徴する内容も記載されている点が特徴的です。 　神戸からの船便の到着を受けて、大連埠頭から大連駅まで走っていた船車連絡バス。「軍用定期」という形態で運航されていた、満洲の奥地への航空便。こうした、満洲の"表舞台"と"舞台裏"を象徴するような時刻も掲載されています。
関連項目 大陸支配の尖兵「満鉄」と「あじあ」号（南満洲鉄道、1915年-1935年） 大陸の空を翔んだ国策エアライン（満洲航空、1935年-1939年） 地域の個性があらわれた満洲の都市交通（大連都市交通・哈爾濱交通、1940年）
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