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樺太國有鐡道列車時刻表 1935(昭10)年4月 樺太庁鉄道? 114mm×365mm 1枚両面 (画像はタイトル部分のみ) |
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ツンドラ地帯をゆく開拓鉄道 生活と産業を支えた樺太の鉄道 これは、樺太庁鉄道が発行したと思われる時刻表で、他の私鉄も一緒に掲載されています。 難工事の末、この頃には南樺太一帯にH型の鉄道網が出来、木材や石炭といった資源の搬出に活躍していました。 港からはじまる鉄道の旅 下半分の広告にある売店の名前は、北海道との連絡船が往き来した亜庭(あにわ)湾からとられたものでしょう。亜庭湾の最奥部が、稚内からの連絡船が着く大泊(おおどまり)港でした。 大泊港には陸から1キロほども突き出た突堤があり、鉄道の「大泊港駅」が設けられていました。船を下りると、向かいには列車がホームに横付けされており、旅行者はそのまま乗り換えて奥地へ向かえました。 |
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東海岸線の時刻表より。最上部が、稚内からの連絡船の発着した大泊港駅。 現在のロシアのユジノサハリンスクは、当時の豊原(とよはら)にあたります。 |
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