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展示室8 「変わりゆくアジア」
 世界最高を競う高層ビルがそびえ立つ、平和で未来的な風景をアジア一帯で見るようになったのは、つい先頃のことです。大戦は終わったものの、アジアの多くの国々にとって、20世紀の後半は新たな闘いの連続でした。
 日本が脇目も振らず高度成長を駆け抜けていった時代の中で、西欧諸国の植民地支配からの独立・内戦・貧困・経済成長・東西対立・・・こうした道をたくましく歩んできた昨日までのアジア諸国の姿が、時刻表のなかに見えます。
●コロニアリズムの断面

仏印に発達したバス路線

火山島をゆく東南アジア最初の鉄道

熱帯雨林をつらぬく植民地鉄道

日本が東南アジアへ勢力を拡大した時代の中で

悲願の独立を見届けた旧宗主国の時刻表

マレー半島の植民地独立の経過を語る時刻表

鉄路に響き始めた復興の槌音

東洋の真珠−懐かしき香港

英国によって香港に生まれた航空会社


●アジアNIESへの序章

新時代の台湾

「鉄馬は走りたい」−分断された朝鮮半島



戦災からの復興を遂げた王国鉄道

臨戦態勢の中で高度成長を続けた台湾鉄路

地方発国際線のパイオニア

台湾国内線の発展前夜

「漢江の奇跡」−経済発展へ進む朝の国

香港海運王の夢は短くも燃え

格安海外旅行の先駆け


●流転する四千年の大地

列強の資本が建設した大陸の鉄路

難産の末に成立した幹線鉄道

ユーラシア大陸横断鉄道・ここに始まる

戦火に追われた大陸の翼

中華人民共和国の成立と発展


「大躍進」時代の中国

竹のカーテンの向こうの翼

米中関係の激震の中で


●内戦とクーデターが国運を変えた

骨董機は三つ巴の内戦をくぐり抜けた

戦乱に翻弄された王朝文化

激動の非同盟国から

揺れる「文明のふるさと」



戦場となった島々の新しい夜明け


インドシナ交通会社(1936)

オランダ領東インド旅行案内局(1936)

マラヤ州連合鉄道(1939)

タイ観光局(1942)

BOAC-英国海外航空(1947)

マラヤ航空(1948-70)

マラヤ鉄道庁(1951)

中国旅行社(1952)

香港航空(1958)




中国旅行社(1956)

大韓旅行社(1956)
大韓民国交通部(1960)
交通教養助成会(1969)

タイ国鉄(1959)

台湾鉄路管理局(1961-80)

キャセイ・パシフィック航空(1966)

遠東航空(1967)

大韓航空(1970-71)

オリエント・オーヴァーシーズ・ライン(1972)

エア・サイアム(1975)




中華民国国有鉄道(1921)

中華民国国有鉄道(1934)

廣九鉄路(1935)

中国航空公司(1936-48)

人民革命軍事委員会鉄道部(1949)
中央人民政府鉄道部(1952-54)

上海市公共交通公司(1960)

中国民航(1971)

中華航空(1972)




エア・ラオス(1960)

ロイヤル・カンボジア航空(1966)

ガルーダ・インドネシア航空(1967)

パキスタン国際航空(1970)



コンチネンタル・ミクロネシア航空(1968)
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