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旅行便覧 1952(昭27)年8月 中国旅行社 (香港) 212mm×95mm 46頁 |
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東洋の真珠-懐かしき香港 東と西の接点 香港は第2次大戦中は日本に占領されていましたが、戦後再びイギリスの統治が復活しました。中国本土は中華人民共和国として、西側諸国から窺い知ることの難しい存在となっていたこの時代、香港は中国への唯一の窓口として、独特の位置にありました。 交通の要所ならではの充実した内容 この中国系旅行会社は、香港や台湾でこのような時刻表を発行していたようです。ここに紹介した香港版では、中国本土とを結ぶ鉄道の時刻表や、今は廃止されてしまった啓徳空港に発着する航空便時刻表、又いかにも香港らしい、香港島と九龍を結ぶフェリーの運航時刻等が掲載されています。 |
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九龍・広州間を結ぶ九広鉄路の列車時刻表。ただし、上記はその一部の区間(イギリス領内)だけが書かれています。 イギリス領内の終点・羅湖(ロウ)に着き、徒歩で国境の橋を渡るとそこが中華人民共和国です。(現在は直通列車もある) かつては、西側世界から中国本土へ入国するほとんど唯一のルートとして知られていました。 |
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1960年代と思われる、九龍駅が現役時代の絵葉書。 現在、駅は移転し時計台だけが史跡として残されています。 夜景の美しさはさすが香港。 |
九広鉄路のイギリス領内終点の羅湖(ロウ)駅。 屋根つきの橋を越えると中国のシェンチェンです。 半世紀前とおぼしき絵葉書では何もない辺境地域ですが、 現在は経済特区として高層ビルが林立し、様相は一変。 |
関連項目 ユーラシア大陸横断鉄道・ここに始まる(廣九鉄路、1935年) 新時代の台湾(中国旅行社、1956年) 英国資本によって香港に生まれた航空会社(香港航空、1958年) 地方発国際線のパイオニア(キャセイ・パシフィック航空、1966年) 香港海運王の夢は短くも燃え(オリエント・オーヴァーシーズ・ライン、1972年) |
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