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THROUGH TIME TABLES 1921(大10)年4月 中華民国国有鉄道 223mm×125mm 八つ折 |
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列強の資本が建設した大陸の鉄路 欧米のアジアにおける権益確保の手段として 1912年(明45)、中華民国が成立しました。しかし、その後の歴史は、各地の軍閥の抗争や、列強支配への対立と妥協という、混乱に満ちたものでした。 ここに紹介するのは、そうした時代に北京政府が発行した、中華民国国鉄の時刻表です。北京を中心に、漢口や上海・奉天へ路線が伸びていますが、これらの多くは、国内外の資本によって建設されたものでした。 そうした権益争いの果てに、1931年(昭6)の満洲事変や1937年(昭12)の日中戦争が待っていました。鉄道の運営も、やがて日本系の国策会社に委ねられることとなります。 |
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北京・漢口(武漢)間の京漢鉄道の時刻表。広大な大陸を2晩をかけて走行します。 この7年後、蒋介石率いる国民党軍の入城とともに、北京は北平(ぺいぴん)に改称されました。 |
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