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TIMETABLE 1970(昭45)年11月 PAKISTAN INTERNATIONAL AIRLINES (パキスタン) 228mm×102mm 六つ折 |
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揺れる「文明のふるさと」 地域の複雑な構図 南アジアは戦後、上で触れたように旧宗主国からの独立をかちとり、あたかも古代に独特の文明が発達したように、独自の道を歩もうとします。しかし、宗教・民族の違いや、経済発展の格差の問題等、様々な紛争の要因を抱えていました。 戦乱で得た独立 パキスタンは、インドによって国が東西に隔てられた形をしていました。しかし1971年(昭46)、東パキスタン州はバングラディシュとして独立を宣言。インドもこれを支援し、パキスタン政府との間で第3次印・パ戦争が発生しました。 これは、その時代の直前、東西に分かれている国土をつなぐ航空便が、パキスタン国際航空の国内線として運航されていた時代のものです。 なお、この時刻表には、最初に紹介したキャッチコピーが題名の一文が載っています。イスラム社会という潮流を象徴するこの文は、今読むと大変印象的です。→全文意訳 |
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「INTERWING SCHEDULE」と題された、東西パキスタンを結ぶ便の時刻表。 カラチ・ダッカ(現在のバングラディシュの首都)線を中心に、ラホールやラワルピンディとダッカを結んでいます。 バングラディシュ独立後も運航は継続されていますが、国際線となり、本数も激減しました。 |
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関連項目 悲願の独立を見届けた旧宗主国の時刻表(英国海外航空、1947年) |
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