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展示室1 「旅は国境を越えて」
 19世紀には、それまで風まかせであった大陸間の移動が、汽船の登場によって確実性を増すと同時に時間短縮されました。20世紀初頭には航空機という新たな手段が登場し、地球は再び小さくなりました。しかし、ジャンボ機が地球のあらゆるところを一日以内で結ぶ時代はまだ先のこと。旅人は何日も船や汽車に揺られるのが当たり前でした。
 この展示室では、海外へ出られるのはまだ一部の限られた人々だけで、海外旅行が「洋行」と呼ばれていた時代の旅を、時刻表でひもときます。
●遥かなる欧亜連絡

欧州への旅路の序章・欧亜連絡国際列車

激動の歴史を見つめた極東の十字路・ハルビン

西洋と東洋を結んだ欧州の旅行産業

帝政ロシアの遺産を受け継いだソ連

ロンドン−横浜1ヶ月半・欧州航路の旅


●植民地と移民の時代

租界と避暑地を結んだ日華連絡航路

日本の国策エアラインは大陸を目指した

大英帝国を結ぶ航空の大動脈

欧州−東南アジア定期空路のパイオニア

日出づる東洋へ−インドシナ空路

新天地への人生を乗せた南米航路


●華麗なる名優たち

日本初の本格的な豪華客船が就航

名船「浅間丸」誕生

豪華列車が彩った大戦間の欧州

幻の豪華客船「ノルマンディ」

大戦前夜の太平洋を飛んだ「チャイナ・クリッパー」


●祝祭とプロパガンダの狭間で

外国人に向けて発行された英文時刻表

空飛ぶ巨鯨の栄光と悲劇

不安の中で世界が集った戦前最後のオリンピック


敦賀・大和田回漕部(1915)

東支鉄道(北満ホテル発行)(1927)

ワゴン・リ(国際寝台会社)(1927)

インツーリスト(ソ連国営旅行会社)(1935)

日本郵船(1926)




日本郵船(1928)

日本航空輸送(1929)

インペリアル航空(1936-38)

KLMオランダ航空(1937)

エールフランス(1938)

大阪商船(1939)




東洋汽船(1924)

日本郵船(1929)

ドイツ帝国鉄道/ミトローパ(1931)

フレンチ・ライン(1937)

パンアメリカン航空(1941)




鉄道省(1935-39)

ツエッペリン飛行船会社(1935-36)

ルフトハンザ航空(1936)
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