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NYK 1928/04 CHINA〜JAPAN via Inland Sea
1928(昭3)年4月
日本郵船
225mm×98mm 10頁
租界と避暑地を結んだ日華連絡航路

アジア経済の中心地を結ぶ重要路線
 日本〜中国間には、日本郵船が「日華連絡船」を運航していました。  「長崎丸」「上海丸」の姉妹船による急行便が、4日に一度の割で神戸−長崎−上海を結んでいました。
 戦前の中国・上海は、各国の租界に多くの外国人が居住しており、この航路は商用や観光の外国人も利用したようです。特に、避暑地として雲仙が手近で、人気がありました。

世界に誇る瀬戸内海
 この資料には、この航路の船が、何時頃に瀬戸内海のどこを通過するかということが詳しく書かれています。瀬戸内の風光は、日本が外国人にアピールする格好の素材でした。


パンフレット内部より、瀬戸内海の地図と航路図。
縦の赤線は、神戸発着の日華連絡船が、何時頃にどの位置を通過するかを表示しています。
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