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PASSENGERAND MAIL SERVICE 1945(昭20)年6月 MILITARY RAILWAY SERVICE (米陸軍) 228mm×108mm 12頁 |
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欧州戦線の終結と米軍による鉄道管理 復興の槌音は駐留軍によって ヨーロッパ戦線は、1945年(昭20)5月7日、ドイツの降伏によって終結しました。その直後にフランス駐留米軍によって発行された、軍用列車時刻表です。フランス・ベルギー・ドイツ方面の旅客列車や郵便列車の時刻が掲載されています。 この時刻表を発行した「ミリタリー・レールウェイ・サービス」とは、戦時中に、戦線後方から最前線へ鉄道で武器や兵員等の輸送を行う軍用鉄道輸送部隊です。欧州大陸でも、連合軍によるドイツ占領地域の奪回とともに、戦災を受けた鉄道施設を復旧しながら前線への輸送任務に当たりました。 破壊の痕も生々しく 内部には、「(攻撃で)吹き飛んだ立体交差を渡る米軍の機関車」や「ライン川の橋を渡る最初の列車」と説明のついた、鉄骨で急造された鉄橋を渡る列車の写真が挿入されており、復興の中での米軍の役割をアピールするような内容にもなっています。 ETOUSA : Headquarters European Theater of Operations U.S. Army (米陸軍欧州作戦地域本部) |
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関連項目 中欧へ吹き荒れたナチスドイツの嵐(ドイツ帝国鉄道、1943年) I shall return - マッカーサーの長い道程(米陸軍・ルソン軍用鉄道、1945年) 東京を走った占領軍専用バス(米陸軍・第64測量工兵大隊、1947年) 占領軍による鉄道管理を伝える英文時刻表(日本国有鉄道、1945年−1951年) 東西ドイツを走り抜けた米軍専用列車(米陸軍、1947年−1951年) |
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