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Luzon Military Railway 1945/10 LUZON MILITARY RAILWAY
1945(昭20)年10月
MILITARY RAILWAY SERVICE(米陸軍)
217mm×139mm 10頁
I shall return - マッカーサーの長い道程

東南アジアに拡大する戦火

 開戦以降、日本軍は破竹の勢いで支配域を拡大。当時アメリカの植民地であったフィリピンも例外ではなく、1942年(昭和17)にはマニラが陥落しました。フィリピンにいたマッカーサー司令官は、「必ず戻る」という決意とともに撤退を余儀なくされたといいます。

徐々に南方から迫る米軍
 その決意どおり、米軍は反攻に転じました。太平洋の島伝いに北上を続ける米軍を、日本の連合艦隊はフィリピン中部のレイテで迎え討つことに失敗。一時は植民地から独立したフィリピンも、1945年(昭20)に再びアメリカの手中に収まりました。

 米軍再上陸後の一年ほどの間、フィリピン・ルソン島の鉄道は米軍の管轄下にありました。これは当時、米軍の軍用鉄道部隊が発行した時刻表です。

 フィリピンの鉄道については、マーシーさんのサイト「本州鉄道」に現況が詳しく掲載されています。


サンフェルナンドとマニラ間の「北方線」時刻表。「マブハイ・エクスプレス」という愛称名も見えます。
この鉄道は本来、「マニラ鉄道株式会社」という私鉄です。
戦後しばらく経ってフィリピン国有鉄道となりましたが、現在は上の画像にある北方線は廃線状態のようです。
関連項目

欧州戦線の終結と米軍による鉄道管理(米陸軍・欧州軍用鉄道、1945年)
東京を走った占領軍専用バス(米陸軍・第64測量工兵大隊、1947年)
占領軍による鉄道管理を伝える英文時刻表(日本国有鉄道、1945年−1951年)
東西ドイツを走り抜けた米軍専用列車(米陸軍、1947年−1951年)
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