「時刻表歴史館」ホーム > 懐かしき『昨日』 > 琵琶湖汽船(1955-59) | |
スキー船 1955(昭30)〜56(昭31)年シーズン 88mm×126mm 三つ折 |
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スキー船 1956(昭31)〜57(昭32)年シーズン 78mm×132mm 三つ折 |
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スキー船 1958(昭33)〜59(昭34)年シーズン 66mm×140mm 四つ折 琵琶湖汽船は、1958年(昭33)に社名変更し、 琵琶湖汽船自動車となった。(昭52年まで) |
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水泳船とキャンプ 1957(昭32)年 98mm×127mm 三つ折 下半分を開くとイラストが変わり、 「キャンプ」の案内になる。 |
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たそがれショウボート 1957(昭32)年 91mm×132mm 二つ折 |
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復活したスキー船・水泳船 京阪神から手頃に行けるレジャーとして 琵琶湖の遊覧船を運航する琵琶湖汽船では、戦前から戦後にかけて、冬はスキー船・夏は水泳船を臨時運航し、スキー客や湖水浴客を輸送していました。(戦前の資料については、下記関連資料のリンクを参照下さい) 見るからに楽しいデザインのリーフレットの数々は、これらの臨時便を宣伝するために作られたものです。臨時便には、大阪から京阪電鉄の臨時列車が接続していましたが、リーフレットにはその時刻表も掲載されています。 これらの他、1951年(昭26)に登場し琵琶湖の女王として君臨した豪華遊覧船「はり丸」を使用した納涼船「たそがれショウボート」も夏の風物詩でした。リーフレットによると、大阪・天満橋を16時58分発の専用ノンストップ特急「たそがれ号」で京都・三条へ。そして、貸切バスで浜大津へ向かい、「はり丸」に乗船して約3時間のクルーズを楽しんだようです。船内では軽音楽の演奏や映画の上映が行われ、娯楽が今ほど多様ではない時代に好評を博しました。 スキー船は、戦時中は運航が中断されていましたが、1951年(昭26)に復活ののち、1962年(昭37)に運航を終了して水泳船ともども過去のものとなりました。琵琶湖汽船の社史によると、ピークの1957年(昭32)には6,669人を運んでいます。 一方、「たそがれショウボート」はその後外輪船「ミシガン」にも引き継がれ、海でのディナークルーズが一般的な中、湖で楽しめる珍しい存在として今日に至っています。 |
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1959年(昭34)のスキー船リーフレットより。スキー船に連絡した特急マキノ号が運転されていました。 夏季にも、水泳船でキャンプ場へ向かう人々のために、大阪から浜大津へキャンプ電車が運転されています。 |
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関連項目 琵琶湖行直通列車とスキー船(京阪電気鉄道、1937年) レジャーに影を落とす時局の空気(太湖汽船、1940年) 湖畔の松と比良の雪を車窓に映して(江若鉄道、1957年−1962年) |
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