「時刻表歴史館」ホーム > 戦前黄金時代 > 阪和電鉄(1932-33) | |
1932(昭7)年2月 157mm×101mm 五つ折 |
1933(昭8)年12月 87mm×66mm 12折 |
私鉄黄金時代−南海電車との激闘 並行路線とのスピード競争 天王寺と和歌山を結ぶ区間では、老舗の南海電鉄と、昭和初期に参入した阪和電鉄(現・JR阪和線)が、直通列車の所要時間を短縮することで、激しい集客合戦を繰り広げました。時刻表の表紙にも、所要時間が大きくアピールされています。 その数字が48から45へ減少したのが、ちょうど右の時刻表が発行された1933年(昭8)12月。これが阪和電鉄における最速ダイヤとなり、この時の表定速度である時速81.6Kmは、戦前の日本では定期列車としての最高記録で、その後も長く破られませんでした。 右は、昭和8年、天王寺・和歌山間45分運転開始時の時刻表。(部分) 右から2列目に見えるのが、45分運転を達成した「超特急」で、途中ノンストップだったことがわかります。 現在、この区間はJR阪和線となっており、ノンストップで最速の特急は、40分を切る所要時間で走っています。 |
|
関連項目 私鉄黄金時代−伊勢まいりの高速電車(大阪電気軌道・参宮急行電鉄、1932年) 温泉へは直通列車で(南海鉄道、1935年) 箱根行き・元祖ロマンスカー登場(小田原急行鉄道、1936年) |
|
(目次に戻る) (サイトのトップへ) | |
(C) Copyright tt-museum 2001-2004. All rights reserved. |