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JAL 1954/02 Fly the Pacific via JAPAN AIR LINES
1954(昭29)年2月
日本航空
225mm×100mm 四つ折
日本の翼が初めて太平洋の両岸を結んだ

世界への第1歩を踏み出した日本の翼
 1954年(昭29)2月に日航が初めて国際線を開設したときの案内です。表紙に見える地名の通り、東京・サンフランシスコ線と、東京・沖縄線が、それぞれ週2便ずつ運航されました。
 時刻表によるとサンフランシスコ線の場合、DC-6B型プロペラ機で、途中、ウェーキ島・ホノルル経由で30時間程かかりました。
 パイロットは「太平洋運航に経験豊かなアメリカ人」と紹介されています。進駐軍による航空禁止政策の後遺症からか、日本人パイロットが乗務できるようになるまでは、まだしばらくの時間が必要でした。

「カミカゼ」の記憶を打ち消して
 当時の時刻表には、「WINGS OF THE NEW JAPAN」(「新生日本の翼」とでもなるでしょうか)というキャッチフレーズが書かれています。日本というと戦争の印象がつきまとった当時、如何にそうしたマイナスイメージを払拭しようとしていた様子がうかがえるのではないでしょうか。
JAL 1954/04

上および右
国際線運航開始2ヵ月後、1954年(昭29)年4月の時刻表
関連項目

世界にはばたいた日本の翼(日本航空、1961年−1967年)
西側航空会社初のシベリア空路(日本航空、1969年)
石油危機が社会・経済を襲った(日本航空、1974年)
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