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夏の船旅 1940(昭15)年6月 日本郵船 229×98 六つ折 |
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豪華客船が東洋諸港を結んだ最後の夏 太平洋の女王たちから富士や瀬戸を望む こちらは日本郵船の国内運航区間案内です。同社は太平洋航路の延長として、日本を代表する豪華客船たちが、横浜〜神戸〜東南アジア間にも就航していました。 国際航路の船で国内を往く体験は、独特のものであったに違いありません。 「殊に国際親善が叫ばれ、或いは国際人としての訓練が要望される今日、船の旅は国際的慣習を学ぶ上にも時宜を得たものと信じます」(この案内の中の一文より) しかし残念なことに、こうした願いが本来の意味で叶う道は、翌年の太平洋戦争開戦で完全に閉ざされてしまいました。 |
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このパンフレットには、小笠原への航路の予定も掲載されています。 戦後は一般人立ち入り不可の硫黄島にも、当時は住民が居ました。 そのため左画像のように、数は少ないものの船便がありました。 上は、1933年(昭8)近海郵船発行の、小笠原航路のパンフレットです。 |
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関連項目 ロンドン−横浜1ヶ月半・欧州航路の旅(日本郵船、1926年) 名船「浅間丸」誕生(日本郵船、1929年) 戦雲に覆われる日本の海外定期航路(日本郵船、1939年) |
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