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FLUGPLAN (時刻表) 1958(昭33)年6月 AIR FRANCE (仏) 227mm×202mm 27頁 |
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オーロラの旅路−北極空路の登場 国際航空路開拓の飛躍的成果 戦後、欧州とアジアの間は共産圏であるソ連が横たわり、最短距離では往来できませんでした。そこで航空各社は、中東やインドを経由する南回り路線に加え、より効率的なルートの開拓を目指すこととなりました。 その第1号はスカンジナビア航空(SAS)の北極経由ルートです。アンカレッジ経由のこの路線の開設により、所要時間は南回りと比べて20時間も短縮され、30時間程度になりました。ここあげたエールフランスや、KLM、日航等の各社がこれに続き、長らく欧州路線の定番ルートとなります。 厳しい条件をクリアーして実現 北極ルートは、磁極近くを通過するために、通常のコンパスによる航法が使用できないという制約があったり、不時着時の安全性の確保(極寒の環境や熊などの襲来からどう身を守るか)といった特殊な条件が求められます。それだけに、このルートを開拓したスカンジナビア航空の情熱と、その成果は大きく賞賛されました。 この時刻表は、ドイツ・オーストリア地域で発行された、ドイツ語版です。当時使用されていたのは、表紙に書かれているような4発プロペラ機で、飛行高度も低かったため、北極圏の白い大地や氷山が良く見えたことと思われます。 |
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中央にAF271便・東京発アンカレッジ経由パリ行きの時刻が見えます。機種は当時最新鋭の「スーパー・スターライナー」。 左端に見える南回り・AF193便の丸1日後に出発し、パリ着はたった4時間差に縮まります。 北極回りの絶大な時間短縮効果が分かります。 |
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関連項目 西側航空会社初のシベリア空路(日本航空、1969年) 中央アジアの草原を翔ける−北欧〜東南アジア直結ルート(スカンジナビア航空、1970年) |
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