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1937(昭12)年12月 226mm×190mm 6頁 |
1940(昭15)年10月 223mm×96mm 6頁 |
悲劇の島のなつかしき日々−沖縄航路 平穏な時代の最期 『南溟の王国として、古来数奇な歴史に育くまれ来った沖縄は、今や産業振興計画着々と成り、文化の粉飾を新たにしてわれらの南方関心線上鮮やかに浮かび上がっております。』(パンフレットより) 阪神−那覇、鹿児島−那覇など、大阪商船の独壇場であった、沖縄に関係ある航路の運航スケジュール案内です。観光の手引きとして、モデルコースや予備知識も書かれており、その中には後の沖縄戦で破壊され、近年復元された、首里城正殿の在りし日の写真が目をひきます。 1937年(昭12)からは、阪神−那覇間に新鋭船「波上丸」「浮島丸」が就航し、面目を一新しました。 「浮島丸」は戦後、帰還者を乗せて韓国へ向かう途中、舞鶴で謎の爆沈を遂げるという運命を辿ることとなります。 |
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大阪商船が1937年(昭12)に発行した、新造船「波上丸」の案内書。 『泡盛酒の如きも(中略)殆ど無制限に御引受出来るように〜』 『生牛も(中略)六十頭迄はそのまま積めるようにし〜』 と、沖縄特有の貨物の運送にも意を払われているのが特徴。 |
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関連項目 オキナワの長い戦後(琉球海運、1956年-1968年) |
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