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Japanese Government Railways 1936/10 観艦式拝観(十月廿九日)
臨時汽車・電車時刻表
1936(昭11)年10月
大阪鉄道局 
(鉄道省)
300mm×420mm 一枚
大阪湾に繰り広げられた帝国海軍の偉容

神戸沖に軍艦が大集結

 「昭和十一年度特別大演習」の最後を飾る観艦式が、10月29日朝から神戸沖で挙行されました。観艦式とは、軍の総司令官である天皇が、隊列航行する各艦艇を海上で閲兵する行事で、この回は通算17回目・昭和時代では5回目となるものでした。
 観艦式は、多数の艦艇が集合し、夜間は一斉電飾も行われた大イベントだっため、一般人も大挙して観覧に詰めかけたようです。これは、観覧者をさばくために大増発された臨時列車の時刻表です。

 第一次大戦以降、軍縮を目的に各国の軍艦の保有量は制限されていましたが、日本はこの年に脱退。以降は「大和」をはじめ、超大型戦艦の建造など、独自の軍拡路線で戦争に突き進みます。


関西本線から直通で運転された臨時列車の時刻表。赤字は午前を表します。
観艦式は朝から挙行されたため、観覧する人々は未明に大阪湾沿いに押しかけてきました。
今宮から先は、通常旅客列車が運転されない、大阪港の臨港線に臨時列車が乗り入れたようです。
関連項目

紀元2600年−軍国主義の中の祝祭(鉄道省 大阪鉄道局、1940年)
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