プロフィール - PROFILE

館長について

出身地 大阪府
現住所 東京都多摩地域
本職 某システム会社勤務
副職 アマオケで打楽器を演奏(年間4〜5ステージくらい。)
収集歴 20年ほど
音楽関係については以下をご覧下さい。
 私の音楽人生
 特集−戦前・戦中音楽界資料室

収集のあゆみ

「時刻表」収集を始めたキッカケ
 私が入学した中学の社会科教員室に、古い時刻表が何冊か置いてありました。多分、昭和20年代から30年代のものだったと思います。それは、私は習ったことのない社会の先生のものであったのですが、それを何人かの同級生で眺め、今は走っていない列車や廃止された線を見つけては驚いていたものです。
 以来、いつかそのような貴重な時刻表をこの手に、という思いが募っていきました。
そして収集開始
 ある時、新聞の読者投稿欄で「時刻表」をテーマにした投稿募集という企画があり、私は収集への思いを書いたところ、運良く掲載されるということがありました。
 それを見た元国鉄職員の方から、「保管している昭和40年代の時刻表100冊程を差し上げたい」という申し出があり、幸運にも頂くことができたのです。このことは収集の基礎として非常に励みになりました。もちろん、今でも大切に保存しています。
 それからは古書店(展)を巡ること度々、主に交通公社発行のバックナンバーを中心に収集していきました。
新たな方向の模索
 収集を続けて数年が過ぎ、収集を取り巻く環境が大きく変わってきました。古書店での時刻表の値段が非常に高くなったこと、収集者の数が増えたこと等々・・・。また、自分としても戦後の流れが概観できる程度は押さえられたことから、新しい方向性を模索しようという思いが高まりました。
 その結果が、対象の拡大という方向でした。元々、鉄道だけに関心があったわけでは無いので、それ以来、収集対象を広げ、日本に限らず世界を視野に入れて収集を続けています。時代的にも、戦前を含めより幅広い時代を対象とするようになりました。

収集の魅力について

1.世界の歴史を発見する面白さ Japanese Government Railways Timetable 1939
 政治体制・技術の変化等、もろもろの要素が時刻表に表われます。長い年月の間には時として国境線の変化さえ表れます。
2.様々なデザインやキャッチコピー
 現在は、ともすれば写真一辺倒ですが、昔はデザインという形で、会社の”売り”というものが強調されていることが少なくありません。
3.対象の数は無限大
 今後もどこでどのような「時刻表」に巡り合うかわからないという偶然性が収集を息の長いものにしています。ライフワークと言えるかもしれません。
4.ノスタルジアとレクイエム
 数字の森の向こうに見える失われた景色−都会の空が広かった時代の、快活で素朴で夢のあった日々−への限りない憧憬。しかし一方では、時代の流れに呑み込まれざるを得なかった人々の哀しみも、見える気がします。
 それらを掘り起こして永遠に伝えていくこと、それも大きな目的です。
 長年にわたり、必要上発行されてきたものを、こうした角度で楽しんでいただければ・・・ということが、本サイトの目的の一つです。見る方次第で他にもいろいろ発見があるのではないかと思います。

 ただし、単にストックしておくだけではそれ以上のものは得られません。私は、出会った「時刻表」の時代背景等、それに関連する事柄を極力調べるように心がけています。そうして得られた情報は、またどこかで別の「時刻表」に巡り合った時に、役に立っています。

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