私の音楽人生

3歳  ピアノ教室へ通わせられ始める。
 よくあるパターンで、自分は練習が好きではなかった。ただ、幼稚園で習った曲なんかを耳コピーで弾いたりすることはあったので、音楽自体は嫌いではなかったと思う。この時代に音楽に触れることで、その後の人生が変わるかもしれない。
10歳  塾に行くようになり、ピアノ教室をやめる。
 最後の発表会では間違えまくってボロボロであった。しかしそれから10年以上経って、たまたま出張で行った自社の支社の斜め向いが、この発表会の開かれたホテルであった。トラウマがよみがえる。
11歳  運動会の鼓笛隊のタイコに志願したが、「先生の叩いたリズムと同じリズムを真似する」という試験で見事間違えて落選した。はっきりいって結構落ち込んだ。結局、「その他全員」のたて笛で参加。
12歳  入学した京都の中学に管弦学部というオーケストラがあった。ここで初めて打楽器の道に進む。その理由は、多分バイオリンとかは習っていた人がやるのだろうという勝手な思い込みと、打楽器なら自分でもできるだろうという安易な選択。
 しかし、顧問の老先生が言っていた「打楽器が駄目だと全部が駄目になる」という格言?に惹かれたのも事実。
13歳  初定期演奏会。京都会館第1ホールでの第9・・・ではなく、前プロの、ウェーバー『祝典序曲』という、知る人ぞ知る(いや普通は知らないだろう)曲であった。この曲の最後の2分程がイギリス国歌になっており、その部分のシンバルを担当。
 なお当時、ミュージカルの世界で、アンドリュー・ロイド・ウエッバーの作品(『キャッツ』等)が有名であったが、単に名前が似ているだけで「祝典序曲」の作曲者と同一人物と思い込む勘違いをしていた。とにかく、ピアノ以外の分野のクラシックはまだ無知だった。
14歳  シベリウス『フィンランディア』という曲のティンパニに難しいところがあり、京都の暑いひと夏ハマった。同級生は同じ曲のシンバルではまり、本番当日まで朝練させられていた。
15歳  初めてCDを購入。曲はその頃、先輩がやっていたサン=サーンスの交響曲第3番『オルガンつき』。当時のCDは1枚、大体3500円程だったので、中学生にはなかなか痛い出費である。
 また、小遣いを前借りして当時ハマッていた『春祭』(ストラビンスキー『春の祭典』)のスコアを購入。(5000円程) ついこの間、大学オケの合宿にOBとして顔を出したら、中学生時代に『春祭』スコアを購入したをいう後輩がいた。上には上がいるものである。
16歳  京都市交響楽団の演奏会にしばしば行っていた。部の先輩がチケットもぎりをやっていて、顔パスで入れてもらっていた・・・というと聞こえがいいが、要はタダでもぐりこんで聴いていた。当時は未だ、今の京都コンサートホールなどはなかったので、古い京都会館で開催。オケそのものの演奏についてもいろいろな評が書かれていたような・・・。
 そんな中、『オケコン』(バルトーク『管弦楽のための協奏曲』)と『春祭』という濃厚なプログラムがあった。感動のあまり帰りの電車(これまた今は亡き京阪京津線の路面電車)の中で、プロになろうと本気で思ったが、周囲の反対であきらめることに。
17歳  合宿係を拝命。毎年場所を変える流れだったのだが、手抜きをして前年と同じ場所を選んだところ、やはりブーイング。ただ、結果としてはいい宿であったし、その後も長年その場所で続いているので良かったかなと思う。
 高校3年になり、受験のため休部する。卒業直前の演奏会には前プロだけ乗った。
18歳  大学進学で東京へ。
 やはりオケに入った。というか、むしろそのオケに入りたかったのも大学選びの一要素。ここで打楽器だけのパーカッション・アンサンブルというものがあることを知り、奥の深さを実感する。
19歳  技術的スランプに陥る。乗り番は降ろされ、個人的には苦しかった時期。
 その時、一週間くらい集中的に部室で基礎練に打ち込んだが、そこで少し体得するものがあったように思う。打楽器は脱力が肝要ということに。
20歳  マンドリン・オケのパーカッションのエキストラを経験。普段のオケとは異次元の世界であった。とにかく音量を出せないところがつらい。
 青少年音楽祭(いわゆるジュネス)に参加。ただし、裏方としてステージのセッティングをする係として。NHKホールの舞台裏に興味津々。
21歳  所属オケがテレビの深夜番組に準レギュラー出演。その中で『春祭』をやったが、何回も撮り直しして疲れてきたことで失敗したテイクが使用されて放送された。個人的には最大の汚点。
 定期演奏会で、R・シュトラウス『ツァラトゥストラかく語りき』の鐘を演奏する。ある意味これが代表作か?
22歳  海外演奏旅行に参加。
23歳
 就職し、会社関係のオケに入団し今に至る。また、大学OBの所属するオケにタダ働きでエキストラ出演する今日この頃。こういう生活もすでに何年になったことか。
 意外に、卒業してから得るものが多く、個人的には良い演奏ができる頻度が年々、上がっている気がする。

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