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(仮題)夏の割引運賃と臨時列車案内 1934(昭9)年 東京鉄道局 (鉄道省) 395mm×544mm 一枚 (画像は一部) |
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愛称つき臨時列車がはこぶ夏の夢 海水浴・登山・避暑・帰省 これは、当時の東京を中心とした、夏の旅の総合案内とも言えるチラシです。関東甲信越方面へのモデルコースや、割引切符・臨時列車の案内が掲載されており、時代は変わってもやはり夏の行楽を楽しみにする庶民の心と、それに応える当局の心意気は変わらないものが感じられます。 それでも、今日にはない以下のような案内も載っています。 「海水浴割引回数券」 湘南、房総方面へ。十枚つづり。(大人1枚で子供2名同伴可) 「鉄道省直営海の家」 逗子海岸と鵠沼海岸(入場料大人20銭。シャワー、湯茶、ラジオ、蓄音機設備あり。) 庶民の楽しみを彩った臨時列車の愛称名 戦前の列車には、今のように多彩な愛称はなく、わずかに「燕」「富士」などの特急があるだけでした。しかし、このチラシには、「大衆の要望もあり、当年から行楽列車に愛称を付けた」と書かれています。(おそらく、東京鉄道局が独自に企画したものでしょう) 房総方面は「漣」(さざなみ)・「潮」(うしお)。中央方面に「高嶺」(たかね)・「アルプス」。軽井沢行き「涼風」(すずかぜ)や、長野行きにはそのものズバリ「高原列車」などというものありました。 |
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房総方面と中央方面の時刻表より。「漣」「潮」「高嶺」「アルプス」といった愛称が見えます。 当時、房総へは両国が大ターミナルで、一時間1本の割で外房や内房方面の臨時列車が運転されていたことがわかります。 この資料によると、海水浴臨時列車には上記のほか、新宿から藤沢行きの「かもめ」といったものもありました。 |
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関連項目 懐かしの高原列車−草軽電鉄(草津電気鉄道、軽井沢町観光課、 1928年−1939年) |
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