日本発着外国航空会社(アメリカ・オセアニア方面の各社) | |
日本の玄関・羽田が外国機で賑わっていた頃がよみがえります。 パンナムの青い地球のマークや、ノースウエストの赤い尾翼が、見学者の眼前にそびえていたあの時代。 |
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ノースウエスト航空 (アメリカ) 1950年(昭25)5月 ・北太平洋経由で、アメリカと日本を週四往復。 ・この翌月に朝鮮戦争が勃発し、ソウル寄港が中止された。 ・上海にも乗り入れていたようだが、前年の中華人民共和国成立により運休中。 [この年…日米で共産党関係者の追放強まる、朝鮮戦争勃発] |
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ノースウエスト航空 (アメリカ) 1957年(昭32)11月 ・ピストンエンジン機が活躍する最後の時代。 ・シアトル〜東京線はダグラスDC-7Cが毎日就航。 ・東京行きの便には、「オリエント・エクスプレス」の愛称がついていた。 ・東京から、ソウル・沖縄・台北・マニラへも就航。 [この年…北極回り日欧航空便が運航開始、ソ連が初の人工衛星打ち上げ] |
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ノースウエスト航空 (アメリカ) SYSTEM TIMETABLE 1965年(昭40)1月 ・表紙は当時の主力機である、ボーイング707型ジェット機の尾翼をデザイン。 ・ほぼ毎日、朝晩それぞれ一便ずつが東京に発着していた。 [この年…米軍がベトナムで「北爆」開始、日韓基本条約調印] |
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パンアメリカン航空の1947年(昭22)12月の時刻表は本館をご覧下さい。 | |
パンアメリカン航空の1958年(昭33)10月の時刻表は本館をご覧下さい。 | |
パンアメリカン航空 (アメリカ) SYSTEM TIME TABLE 1965年(昭40)1月 ・表紙の一番下には、「世界でもっとも経験ある航空会社」とのキャッチフレーズが書かれる。 ・東京には毎日二往復+日によって貨物便一往復が発着。 ・東回り西回りそれぞれ毎日、世界一周便が運航されていた。 ・ロゴだけのシンプルなデザインは、世界の雄である自信の表れ? |
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パンアメリカン航空の1969年(昭44)7月の時刻表は本館をご覧下さい。 | |
パンアメリカン航空の1970年(昭45)2月の時刻表は本館をご覧下さい。 | |
カナダ太平洋航空 (カナダ) 航班時間表/票價表 1963年(昭38)5月 ・香港向けに中国語で書かれたバージョン。 ・香港〜東京〜バンクーバー〜メキシコ〜南米間を運航。 ・使用機はDC-8型ジェット機。 ・CPエア、カナディアン航空となったが、2000年にエア・カナダに吸収され消滅。 |
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カンタス航空 (オーストラリア) TIMETABLE 1952年(昭27)12月 ・日本へは、シドニーから東京行と、岩国行の週2便。 (岩国にはオーストラリア軍が駐留していた) ・使用機は、ダグラスDC-4型。 ・南太平洋方面への路線には飛行艇が使われていた。 |
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カンタス航空 (オーストラリア) timetable 1965年(昭40)1月 ・英連邦の関係で、BOAC(英国海外航空)およびインド航空の時刻も一緒に掲載されている。 ・東京にはマニラ・香港経由で、週三往復が乗り入れ。 ・使用機はボーイング707型ジェット機であるが、他社と違う雰囲気を出すためか、「V-JET」という愛称がつけられていた。 ・ロンドン発の中近東経由オーストラリア線は「カンガルー・ルート」、オーストラリアからアメリカ経由ロンドン線は「サザンクロス・ルート」と呼ばれていた。 |
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レアル航空 (ブラジル) HORARIO INTERNACIONAL 1960年(昭35)12月 ・日本へはわずか1年の就航に終わった南米の航空会社。 ・翌年、ヴァリグ・ブラジル航空に吸収された。 ・サンパウロからロサンゼルスを経由して東京へ乗り入れ。 ・就航機は、ロッキード・コンステレーション4発プロペラ機。 ・表紙は、この年に新たに設立された首都「ブラジリア」をイメージ。 |
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