旅のメニュー(その1)
−立ち上がる日本−


Japan Air Lines - 日本航空 / 1954年(昭29)
   
MENU

 スモークサーモン
 ビーフステーキ
 ポテト
 ブロッコリーバター炒め
 サラダ
 パイ?盛り合わせ
 コーヒー 紅茶 牛乳
  etc...
 
 上は、1954年(昭29)に日本航空が戦後はじめて国際線を運航開始した直後の、サンフランシスコ発ホノルル経由東京便の機内食メニュー。途中、食事は何回か出されたようですが、どの回のものかは分かりません。
 2つ折で、メッセージを書き込んで切手を貼り、郵便として送ることができました。戦前の船のメニューを意識してか、日本趣味の木版画が貼られているのが独特で、空の旅がまだ贅沢なものであったことを象徴しています。ただし、献立内容そのものは、現在とあまり変化はないようです。

特急「つばめ」「はと」 - 日本食堂 / 1950年代前半
 車内で乗客に配布されたと思われる、食堂車の案内。右はその内容の一部ですが、おそらく値段は相当高いものだったのではないでしょうか。
 裏表紙には「つばめ」と「はと」の時刻表も掲載されていました。

 長らく食堂車の代名詞でもあった「日本食堂」も、横文字の名前に社名が変わってしまい、列車食堂をとりまく環境は名実ともに、すっかり様変わりしてしまいました。
 

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