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AIR FRANCE 1975/11 旅客インフォメーション
1975(昭50)年11月
AIR FRANCE
275mm×209mm 2枚
超音速のコンコルド初就航へ

航空交通の新時代を開く
 「より速く」という人類の飽くなき追求は、超音速旅客機・コンコルドを生み出します。英仏共同開発の怪鳥はマッハ2で飛翔し、世界の時間距離を塗り替えるものと期待されました。これは、最初にコンコルドの運航を行ったエールフランスが、日本の旅行会社等の関係者向けに発行した就航予告チラシです。

栄光と苦難の歴史
 1976年(昭51)1月21日、エールフランスのパリ−リオデジャネイロ線、英国航空のロンドン−バーレーン線にそれぞれ初便が運航され、路線はその後北米やシンガポールに広がりました。しかし、騒音の大きさや、超音速飛行に伴う衝撃波の問題、高い運航コストが災いし、その後の歩みは停滞することなります。
 2003年(平15)、英仏の2社は遂にコンコルドの運航を終了することとなり、米ソを出し抜いて唯一、本格的に商業運航を継続できた超音速旅客機は、歴史のひとコマとなりました。

 このチラシでは、「南米へは、日本からパリ乗り換えコンコルドで20時間台」という宣伝がされていました。しかし、コンコルドは全席ファーストクラス扱いで運賃は高く、誰でも抵抗なくそういう乗り継ぎが出来たかというと少々無理のある謳い文句と思うのは私だけでしょうか?
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