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お一人でも乗れる! 東京港めぐり 教育遊覧船 1956(昭31)年頃? 東京都観光汽船 187mm×87mm 三つ折 |
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可動橋「勝鬨橋」が開いていた時代 遊覧船で社会科見学 東京都観光汽船は、今日も隅田川と東京港で水上バスを運航する老舗です。この当時はまだ、今日のようにウオーターフロントが埋め立てられて生活や娯楽の場として開発されていたわけではなく、石川島の造船所に象徴されるような工業地帯をめぐる、社会科勉強の船旅であったようです。 一日3回のお楽しみ 今日でも水上バスからの見どころの中心は隅田川にかかる橋でしょう。中でも勝鬨橋はその重厚な造りと、可動橋という特殊な構造から、ひときわ異彩を放っています。 1940年(昭15)に竣工以来、一日に数回中央部が左右に開いて船を通す仕組みなっていました。この案内でも、◎のついた一日3便が勝鬨橋の開橋にあわせて運航されていたことがわかります。 勝鬨橋は橋上の交通激化と通航船舶の減少に伴い、1970年(昭45)を最後に「開かずの橋」となりました。 |
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遊覧コースは、勝鬨橋際を出港し、中央卸売市場を経て第三台場へ。 台場は水上公園になっており、海水浴場がありました。もちろん当時は埋立地はなく、東京湾の孤島です。 その後、豊洲の石炭埠頭や石川島造船所を見て、今日はマンションの立ち並ぶ佃島を回り込み、出発地に戻りました。 |
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