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Timetable and fares
1969(昭44)年8月?
CUNARD (英)
228mm×102mm 10頁
定期航路から「クルーズ」へ

客船界の大転換点
 1968年(昭43)から翌年にかけて、大西洋に大きな変化が起こりました。長らく大西洋の両岸を結んでいた、キュナード社の定期航路が終焉を迎え、船旅は交通機関よりもレジャー色を鮮明にしたのです。

新時代の豪華客船の船出
 そしてこの時、こうした変化を象徴する船が就航しました。"クイーン・エリザベス2"です。船の内外は、ホテルを思わせる豪華さと、エンターテイメント重視の洗練された造りで、その名声を世界中に響かせることとなります。

 これは同船の就航時のスケジュール表ですが、竣工前に前もって作られたせいか、表紙写真は模型が使われています。鳴り物入りの期待が感じられます。


古くからの客船が売却され、新鋭"Queen Elizabeth 2"のみで埋められたスケジュール表。
前々年までの、姉妹船2隻が一年中、交互に運航されていた時期から比べると、かなり寂しい内容です。
この予定表では、1969年(昭44)1月17日のサウザンプトン発がQE2の処女航海となっています。
冬季はカリブ海方面のクルーズに使用され、春から秋にかけてはイギリスとNY間を2週に一回の割で往復していました。
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