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旅客列車時刻表 1969(昭44)年9月 鄭州鉄路局 革命委員会 (中華人民共和国) 127mm×93mm 50頁 |
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文化大革命の時代 変化する東側諸国の渦中で 中国とソ連は、西側との平和共存に転じたソ連の路線を巡って、1950年代後半から対立。一方、中国共産党内部でも社会主義路線に対する思想の違いの他、権力闘争の要素が加わり、主導権を巡る争いが生じました。 そして1966年(昭41)には、毛沢東の思想を堅持し、資本主義的とみなされる勢力・思想の一掃を図る大義名分で「文化大革命」が発動され、混乱の十年間が始まりました。 表紙や内部に毛沢東の「最高指示」が この時刻表は、黄河流域の交通の要所・鄭州の鉄道管理局が作成した地方版です。各地には、文化大革命を推し進める「革命委員会」といわれる組織が多数存在したようで、これも鉄道管理局内の革命委員会が発行元です。表紙のカラーが赤一色というのが、当時の思想と熱狂を物語っています。 一方、「貨物列車は危険なので乗らないこと」とか「雨宿りや睡眠のために、車両の下に入らないこと」といった、今日からは想像できない注意書きも見られます。しかし、文化大革命当初、地方と中央を行き来する学生(いわゆる「紅衛兵」等)の集団によって、社会秩序が無視されるような状況が日常茶飯事であった時期があり、そのことの反映かもしれません。 |
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北京・広州間(京広線)の時刻表のページより。 「最高指示」には「毛沢東語録」の冒頭の一節が書かれています。 『われわれの事業を指導する核心の力は中国共産党である。 われわれの思想をみちびく理論的基礎はマルクス=レーニン主義である。』 (訳文は、毛沢東著『毛沢東語録』 竹内 実訳、平凡社ライブラリーによる。) 時刻表そのもののレイアウトは、今日の中国国鉄のものとあまり変化はありません。 |
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