「時刻表歴史館」ホーム > 冷戦の中で > インド航空(1960)
	（表題なし） 1960(昭35)年9月 AIR-INDIA　(インド) 224mm×103mm　15頁
大国の狭間で展開された非同盟外交 米ソ両方へ乗り入れ 　イギリスから独立したインドは、ネルー首相のもとで超大国に依存しない、独自外交を進めていました。インド航空の時刻表からもその姿勢がうかがわれ、当時のアジアの会社としては珍しく、米・ソ両方に乗り入れていました。 　アメリカへは、ジェット機導入に伴い、1960年（昭35）春にニューヨークへ乗り入れを開始したもので、アジアの航空会社による大西洋横断路線の運航はこれが初でした。 　表紙の図柄のように、日本にも乗り入れています。インド航空にまつわるエピソードとしては、この年の8月に初めての海外演奏旅行に出発した、日本のＮＨＫ交響楽団のメンバーと楽器が、東京・デリー・モスクワの移動に使われたのが、インド航空機でした。
ニューヨーク線とモスクワ線が同時に掲載されています。AI***と表示されている便名がインド航空です。
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