はじめに - PREFACE

開設の趣旨

 ここに古今東西の「時刻表」を集めてみました。彼等ひとつひとつは小さく、時として紙屑とも紙一重の存在ですが、実は歴史を語る生き証人でもあります。
 過去に目を向けることの大切さは、昔から多くの人々が説いてきました。そして遂に21世紀を迎えるにあたり、私が収集してきた「時刻表」が語る20世紀の激動の歴史を多くの人に見ていただきたい・・・と思ったのが、このサイト開設のきっかけです。
 また、海外のコレクターの素晴らしいサイトを見る機会があったことも、大きな原動力でした。
 
このサイトの開設にあたり、私は以下の点をモットーにしています。
1.取り上げる交通機関の種類・地域・時代が偏らないこと。

 特定の興味の対象や得意分野にだけこだわらず、「広く、そこそこ深く」という切り口を試みてみました。
 (それでも、資料入手の難易や自分の潜在意識から、それなりに偏りが出そうな気配・・・。何卒、ご容赦を。)
2.解説の内容は極力、正確であるように努めること。

 得意分野外の事柄についての知識や認識の不足や、得意分野については思い込みによる誤りに陥らないよう、注意します。
 (時には私が誤っていることもあるかもしれません。それはその都度、正していきたいと思います。)
 
 それでも、まずは理屈抜きで、時と空間を越えたリアルな歴史旅行をお楽しみください。
 発展中のサイトですが、最後までご覧いただき、気に入っていただければ再びご来館下さると幸いです。

展示方法について

  1. 展示対象は、1910年代〜70年代の鉄道・船舶・バス・航空全般を中心にとりあげました。
  2. 展示資料は、時刻表が掲載されているパンフレット等も対象としています。
  3. 特に注記のない限り、すべて館長が実際に所蔵している資料からの画像です。
  4. 展示資料の画像の縮尺はそれぞれ異なります。
  5. 展示資料の掲載順は、ほぼ発行時期の順となっています。
  6. 展示資料名等の表記は原文尊重に努めましたが、検索の便宜を考え、和訳したり現在の漢字に直したものがあります。
  7. 説明文中のリンクは、関連する画像にジャンプします。(戻る際はブラウザの戻りボタンで)

著作権について

本館は資料の画像や解説文で構成されています。これらの著作権についての館長の見解です。

 当館展示の資料の著作権は、その資料の発行元や、関係するデザインやアイディアの創作者に帰属するものと認識します。
 ただし、著作権で保護対象となる著作物とは「高度の創作性を有するもの」であり、交通機関が自社のサービスの伝達のために発行した「時刻表」は、事実の表記が主体であって、著作権に訴える創作性は相対的に少ないと考えられます。従って、私に所有権がある(すなわち、他の著作物からの転載ではない)前提では、こうした実用目的の資料の画像掲載が、
権利者から著作権の侵害と認識される可能性は少ないと考えています。
 また、著作権に基づく各種の請求は、著作権者やその代理機関が行使して初めて効力を有するものですが、前記の理由から同様に、
権利者が掲載中止などの請求を行使する可能性も低いと考えられます。
 以上の理由などから、掲載にあたっては、
個々の発行元等に事前事後の承諾確認を省略しています。しかし、掲載後に権利者から何らかの対処を求められた場合には、正当な請求である限り、掲載中止も含めその意向に従います。
 
 解説文については、各種文献から得た知識や歴史的事実を再構成して新たに書き起こしたものであり、著作権は館長に属するものと考えます。例外として、原文を一部に引用する場合は出典を併記しています。

お願い

  1. 展示されている資料の著作権は前項の見解に基づきます。無断での二次転載はご遠慮ください。
  2. 解説文の著作権は館長に属しますので、正当な引用の範囲を越えた使用はお断りします。
  3. 館長は、展示品に関連する会社・団体・個人とは無関係です。従って、それらの業務等に関するお問い合わせにはお答えできません。
  4. 館長は、内容の不正確によって発生する損害には責任を負いません。
  5. リンクや内容の転載を希望される場合は、館長までご一報いただけると幸いです。
  6. 展示品は全て非売品です。
  7. 展示品に記載されている時刻・スケジュールは、全て有効期間の終了したものです。実際に使用することはできません。
 史実を扱う性質上、展示品や解説文に、現在では使用されていない地名や表現が使われていることがありますが、それらの背景となる思想や体制を肯定するものではありません。ご理解をお願いいたします。
 
その他、ご意見・ご要望等がございましたら、館長までご連絡下さい。
また、資料や情報のご提供、記述の誤りのご指摘もお待ちしております。


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